2019年度自作PC事情。旧世代PCがなく頃に

こんにちは。
最近自作PCはみなさん作っていますか?
それともBTOモデルなどを買っていますか?
自作歴が20年目になったあいすBLASTです。

昨今自作PCの事情も変わってきました。
VRの登場や4Kディスプレイ、ゲーミング用のハイスピード液晶など主にゲーム用途で進化が著しく見られます。
もちろん動画のエンコードなどもハードウエアエンコードが簡単に出来るようになったりしています。

まぁゲーミングPCだったら性能自体は高い水準なので、ゲーミングPCで出来ない事はほとんどありません。

そんな市場が変わっている中、取り残されている民族が実はいます。

>>サンディおじさん

「え?変える必要なくね? 今ので十分使える。」

そう、INTELさんが発売したCoreシリーズの第2世代。こいつがなかなか厄介で今のゲームタイトルがほとんど動いてしまいます。
もちろん、流石にi3以下では無理ですが、i5やi7を使っている人のほとんどが、余程のゲーム好きでもなければ性能が間に合ってしまいます。
また、第3世代になると問題は深刻で、7系チップセットであればグラフィックボードもPCIex3が使えてしまうので、買い替え需要はグラボぐらいです。
新しいCPUを発売して今は第9世代も出ているINTELさんからすれば、よくも悪くも迷惑な話。

そんなサンディおじさんの一人はです。

ようやくボトルネックを体感する

ボトルネックなんて言葉10年も前ならよく耳にしていましたが、昨今体感することはあまりありません。
もちろん、ゲームタイトルでも快適に動作する設定に会えて解像度を下げたりしているので当たりまえなのですが。
よくあるタイトルでGTA5でもWRC6でもCPUがボトルネックになることはあまりありません。
MMOをやっていても同様です。動画のエンコードと言っても、やってる間ほっとけばいいので、困らないのです。

そんな私がようやく気にし始めたのがWRC7というゲーム。
CPU使用率が100%になり、GPU使用率も100%になり、VRAMは枯渇。

設定を最低レベルにしてもFPSが60で安定しません。ということは、ラグが生じるのでもう事故しまくりです。こんな経緯から、ようやく組み替えを考え始めました。

コスパとワッパ

さてパーツ選びといきますが、大切なのはコスパです。
安いは正義。何人たりともこの正義は覆せません。きっと。
もちろん、ワットパフォーマンスも重要です。PC稼働エアコン稼働している時に、電子レンジでブレーカーが落ちても仕方ないので。

先に言いますが予算が2万とか3万を超えてくるとこの下のページはあんまり意味ありません。大人しくRyzenとかi3-8100とか買った方が幸せです。
CPU・MB・RAMで頑張れば3万で収まります。最近はセット割りもあるのでかなりお得です。

じゃあこれからの話の予算は?と言われれば、1万です。
1万で、今のB75よりも高性能にi5-2500よりも高性能にする事が目標設定です。

ただ、消費電力という点も視野にれなければなりません。良くも悪くもこの第2世代の構成はコスパ・ワッパのバランスがとても良いのです。
この第2世代を基準にパーツ選びをしていきます。

CPUの話

今までがi5-2500kでしたので、これ以上の性能となると

第2世代
– i7-2600
– i7-2700
– Xeon E3-1230〜以上
8000円〜12000円程度

第3世代
– i5-3470
– i5-3570
– i7-3770
– E3-1220 V2
– E3-1230 V2
– E3-1240 V2〜以上
8000円〜15000円程度

第4世代
– i5-4670
– i5-4690
– i5-4570
– i5-4590
– i7-4770
– i7-4790
– E3-1220 V3
– E3-1230 V3〜以上
8000円〜15000円程度

って感じになります。
第5世代以降は、DDR4になるのと中古相場が安くはないため割愛します。
第5世代以降をすでに持っていたり、DDR4を持ってる人は参考になりません。大人しく新しい構成で組みましょう。

Xeonは種類が多いため選ぶには注意が必要です。
Xeonを選ぶ際にはコアの数(1230以降は8コア)とクロックに注意してください。
また、1225や1235など末番が5のものはGPU内蔵です。QSVを使いたい方は参考までに。

オークションを眺めてると、やっぱりXeonはいい値段。良い意味で安いです。
V3になると多少値段が上がりますが、1220ばっかりです。Xeonであれば1230以上の型番がいいですね。手頃に8コアです。
それに比べて、i7は不健全な値段です(笑)第2世代で1万でちょっとお釣りが来るぐらい。それ以上だと12k〜15kもします。
ベンチマークを眺めるとそれなりの性能があるため仕方ありませんね。

この中で選ぶ基準としては用途。
ゲーム用途であれば4コアあれば良いのですがそれ以上にクロック数が重要です。
ゲーミングやソフトウエアエンコードの利用を想定すると、ターボブーストで構いませんので、定格クロックが高い方が良いです。理想は3.8Ghz以上。
逆に、ハードウエアエンコードなどで動画編集をする人はクロック数よりもコア数に寄せましょう。ようは馬力で押すのかトルクで押すのか的な感じだと思います。

i7を買っておけば間違いありませんが、それなりに値は張りますので財布と相談して選んでください。

Xeonは大体i5やi7よりも数千円安いです。
エンコードはしない方や、内蔵GPUが要らない人は検討して見ても良いですね。
オススメの型番としては1240や1270辺りが流通量も多く、値段も手頃です。
1220はどの型番でも安いですがあまり買う理由が見当たりません。劣化版i5とでも言いましょうか。
というのもi5-2500と性能がほぼ変わらないのです。

マザーボード選び

さて、先ほどのCPUの話の次はマザーボードです。
今回の構成だとLGA1155かLGA1150のどちらかになります。
チップで言えば
LGA1155
– H61・H67・P67・Z68
– B75・H77・Z77
LGA1150
– B85・H87・Z87
– H97・Z97

となりますが、LGA1155のマザーがやたら高い。
そのせいか、第4世代のCPUは案外安いのです。
6系チップはSATA3やPCIex3が基本的にありません。あっても外部チップでの対応です。
7系チップはその2つがネイティブに対応します。
8系チップはそこから特に変わりがありませんが、メモリの速度がちょっと早くなりました。
9系チップはM.2SATAに対応したりしていますが、8系チップのマイナーアップデートです。

そう、結局6系チップでも7系チップでもi7などを組み合わせてしまうと最近の規格のものが使えてしまい、そこそこのパフォーマンスを発揮してしまうこと。
そしてオーバークロック耐性も第2世代は高いため中古相場が安くなりません。
なので7系チップまでのマザーは値がはります。販売していた頃より高いです。

逆に8系チップは割と安価に手に入ります。
この辺りが、CPU選びとの兼ね合いで釣り合わせるのが難しいところです。

まぁ流石に今から入手するという話について6系チップを選ぶ理由はありません。
1000円で買えるならいいですけど、中古でも7千円ぐらいします。
まして、SSDが安い昨今SATA3がネイティブで使えないのは論外です。
極端に安くない以上6系だけは選んではいけません。

少なくとも今選ぶなら7系チップか8系チップです。
この2つはCPU選びでどっちにするかで選べば良いと思います。
目安ですが7系チップは7千円前後
8系チップは4〜5千円程度が下限で入手出来そうです。

個人的な感覚だとエンコードを視野に入れているなら8系チップか9系チップが良い気がします。
内蔵グラフィックが優秀でエンコードが早いので。

それでもニッチな9系チップセットのマザボなんて今更買う人居るんですかね?
ただただ高いだけだと思っています。

世代別に見るCPUの話

マザーボードの話をした結果、結論何を選ぶべきか?が迷走しそうなので、CPUの世代ごとの話をして見ましょう。

LGA1156

・Lynnfield
・Clarkdale
初代と言えるCoreシリーズの始まり。LGA775の話は抜きます。
流石に、今買う理由はありませんが後述するハイエンドであれば、意外と性能は高いですが電気代も高いです。爆熱なので熱処理出来ない人は手を引きましょう。
メインストリームでも爆熱です。ある意味寒冷地仕様。

——————超えられない壁——————

LGA1155

・Sandy Bridge
・Ivy Bridge
伝説のサンディさん。サンディおじさん諸悪の根源。こいつの発売のおかげで全国のオーバークロッカーは歓喜しましたしゲーマーも歓喜。
中古相場はi5で5000円でお釣りがくるし、i7も8000円〜1万円ぐらいで買えるのに、ベンチマーク結果は第9世代のi3ぐらいなら喰ちゃいます。
殆どのゲームは動いてしまいます。←買い換えられない原因

TDPで100w切ってるので構成次第では500wぐらいの電源でも大丈夫。
OCしなければ熱問題も穏やかです。
DDR3の中古もかなり安いので、安く収めたい方に一番人気。
ただ、i5の場合ターボブーストが4コアフルでかかりません。
2019年のゲーミング事情だとGPUのボトルネックです。
最新ゲームやる方はそろそろ買い替え準備を。

LGA1150

・Haswell
・Haswell Refresh
モバイル需要で一世風靡?をした第4世代です。
実はこの子、デスクトップでは失敗作と言われておりますが、そんなことはありません。
そもそも、ivyからちょっとアップグレードする目的で作られていたことと、モバイル向けに作っていたのでデスクトップでは期待値以上の成果が出なかっただけです。ソケットが変更になったのに拍子抜けってのが主な理由かもしれませんね。
MacbookAirなんかは2012年と2013年モデルで圧倒的な差が開いています。
省エネ・高性能。ノーパソでは重要です。

さて、ソケットが変更になったので、今までのCPUは使えません。あら残念。
8系チップになると、SATA3やUSB3なんかはネイティブで対応。
と言うか、それぐらいしか語ることがありません。M.2 SSDがなんだって?

性能差は、第2世代から10%ぐらいしか変わっていませんから。
中古相場が少し高めで、i5で8000円前後
i7は15000円ぐらいなので、i7だと第3世代と価格差がありません。

あれ・・・・もしかしていらなxxx・・・
第2・3世代を買うか、第4世代にするかは中古価格で決めればいいと思う。
因みに、ちゃんとターボブーストは4コアフルで掛かります。

–取り残された可哀想な子−-

Broadwell

新世代のSkylakeを発売前に何故か発売して半年ぐらいで、Skylakeにポジションを奪われた可哀想な子。
前作Haswellを強化しました!って話ですが、8系チップでは対応しておらず、9系チップセットになるので対応マザーも少ないです。
Haswellって一度マイナーチェンジでrefreshってのを出してるのは秘密。
マイナーすぎて、特に安いわけでもないので選ぶ理由は無いと思います。
エンコードは爆速の模様。というのも内蔵GPUが新しくなっています。高いけど。

でももう一度言います。
選ぶ理由は特にありません。選ぶ人いるの?今更
新型のRayzenやI3などがもう少しで買えそうな相場になってきます。

マザーと合わせて1万で収まればいいですが、超えそうなら大人しく新型で組んで長年使った方がいいと思います。
なぜなら
第8世代のi3が性能高くて、15000円前後で買えちゃうんです。対応マザーは物を選ばなければ5000円ぐらいで買えます。

ほら2万になる。

DDR4も8GBぐらいなら1万もしません。

第2世代のi5と第8世代のi3だとi3の方がベンチ上20%ほど性能は高いです。
この15000円を相場に考えると、自ずと選ぶパーツが決まってきましたね。

まとめ

そんなこんなで、2019年の自作事情、乗り切りたい話でした。
多分、正解はDDR4で組み直すというのが正解な気がしますがそれでもDDR3で今回は行きたいと思っています。

普通の人は、Rayzenで行くかi3-8100あたりから始めていただくのがコスパもよろしいかと思います。
次回はそんな答えを交えて、解答編を書きたいと思います。

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