ZXR400のエンジンパーツ考察【シリンダー・ピストン編】

こんにちは。あいすBLASTです。
今回は、ザンザス作成においてみんなやってるZXRエンジン換装について考えたとき

結局ザンザスとZXRのエンジンの違いは?
とか
ZXRでも年式によって何が違うのか?
とか気になると思います。

規制後は圧縮比が下がってるとか、カムシャフトが中低速よりだとか言いますがそんなことはWikiに書いてあるんです。
知りたいのは、そこじゃない!
メーカーだってできる限りパーツは使いまわしたいけど改良もしたいと、あーだのこーだのしながらパーツを選んで作っています。
性能や性格の違いは細かなパーツや仕様の組み合わせで変わってきます。

と言うことで今回は、そんな年式によってとかZXR400Rのレーサーベースとの違いなんかを、調べてみたまとめです。
ただし、パーツリストからの違いですので実物と見比べてませんのであしからず。

シリンダーブロック

形式 見出し 部品番号 名称
H1 11005 11005-1553 シリンダ(エンジン)
H2 11005 11005-1553 シリンダ(エンジン)
J2 11005 11005-1553 シリンダ(エンジン)
L1 11005 11005-1660 シリンダ(エンジン)
L4 11005 11005-1842 シリンダ(エンジン)
M1 11005 11005-1842 シリンダ(エンジン)

シリンダーブロックのパーツナンバーを見比べるとシリンダーブロックは全部で3つの種類が存在する。

11005-1553 

H1・H2・J1・J2
88年・89年式の初期型はレーサー仕様と同じパーツである。

11005-1660

L1~L3までの仕様

11005-1842

L4~最終・M1~最終
後期型の一般車とレーサーベースと同じである。
共に、中低速が強化されたシリーズ。
現物合わせるほどエンジン持ってないので違いは不明。

シリンダーライナー(スリーブ)

形式 見出し 部品番号 名称
H1 11007 11007-1103 ライナ(シリンダ)
H2 11007 11007-1103 ライナ(シリンダ)
J2 11007 11007-1103 ライナ(シリンダ)
L1 11007 11007-1117 ライナ(シリンダ)
L4 11007 11007-1117 ライナ(シリンダ)
M1 11007 11007-1117 ライナ(シリンダ)

ブロック内にある、ピストンスリーブ
結論2種類。

11007-1103

H1・H2・J1・J2
88年89年式用

11007-1117

L1~L9
M1~M4
中期・後期用
まとめると、L1以降にシリンダーが変更になっているという点のみ。
違いの種類は不明。

ベースガスケット

形式 見出し 部品番号 名称
H1 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2
H2 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2
L1 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2
L4 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2
J2 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2
M1 11009 11009-1734 ガスケツト,シリンダ ベ-ス,T=0.2

すべて同じ。

ピストン

圧縮比やレーサーベースとの違いを見るには、非常に重要。

形式 見出し 部品番号 名称
H1 13001 13001-1300 ピストン(エンジン),STD
H2 13001 13001-1333 ピストン(エンジン),STD
L1 13001 13001-1333 ピストン(エンジン),STD
J2 13001 13001-1333 ピストン(エンジン),STD
M1 13001 13001-1333 ピストン(エンジン),STD
L3 13001A 13001-1369 ピストン(エンジン),STD
L4 13001 13001-1369 ピストン(エンジン),STD

結局の所、ピストンは全部で3種類

13001-1300

H1・J1のみ
88年89年式のSTDとレーサーベースに使用。
圧縮比:12.1

13001-1333


H2・L1~L2・M1
90年~93年の中期。まだフルパワーの車種。
レーサーのM1も同じピストン。
圧縮比:12.1
キットパーツについては不明なので省略します。

13001-1369


L3~
L3以降はパワーダウンしているため、ピストンが違う。
圧縮比:11.2

ちなみにザンザスは
13001-1369
ということは、規制後のピストンと同じなのです。

ピストンピン

じゃあピストンピンはみんな違うのか?って疑問ですが2種類だけです。

13002-1078

H1・J1

13002-1084

H2・J2・L1~最終・M1~最終

ピストンリングも実は2種類
初期型か中期以降か

ということでパーツリストから調べてみた違いです。
ここで分かったことと言えば

シリンダーブロックは年式によって3種類
ライナーも3種類あるということ。
ここはパワーによって変わるとか、ピストンによって変わるというわけではなく
単純に、マイナーチェンジにあたって変更した個所と思われる。

ピストンについてはは初期型と59Psのフルパワーと規制後でピストンが違う。
初期型
フルパワー
規制後
の3種類かつ圧縮比が異なってくる。

私も含めて、ZXR系のエンジンで気になる部分って、カムシャフトだったりピストンだったりでありますが

次回は、バルブ周りの違いについてまとめてみよう。

番外編 シリンダーヘッド

ちなみに
11004-1182 ガスケツト(ヘツド)
ガスケットは全車共通です。

さてやっぱり気になるヘッド本体も調べてみます。

シリンダーヘッド
形式 見出し 部品番号 名称
H1 11008 11008-1221 ヘツドコンプ(シリンダ)
H2 11008 11008-1221 ヘツドコンプ(シリンダ)
L1 11008 11008-1221 ヘツドコンプ(シリンダ)
L4 11008 11008-1254 ヘツドコンプ(シリンダ)
J1 11008A 11008-1228 ヘツドコンプ(シリンダ)
L3 11008A 11008-1254 ヘツドコンプ(シリンダ)
M1 11008 11008-1228 ヘツドコンプ(シリンダ)
M3 11008A 11008-1282 ヘツドコンプ(シリンダ)

実はシリンダーヘッドは4種類です。

11008-1221

H1・H2
L1・L2
一般的なフルパワー車

11008-1254

L3~最終
規制後

11008-1228

J1・J2・M1・M2
フルパワーレーサー

11008-1282

M3~最終
規制後レーサー

違う点はいくつかあると思うが、ピストンによる形状変更はあるはず。
しかし、ヘッドは4種類なのに
ピストンは3種類である。

組み合わせるとこうだ

↓ヘッド↓→ピストン→ 13001-1300 13001-1333 13001-1369
11008-1221 H1 H2L1L2
11008-1254 L3最終
11008-1228 J1 J2M1M2
11008-1282 M3最終

という感じの組み合わせになる。

こうなると考えられるのが

圧縮比と馬力・ピストンの関係は

1221:12.1/59ps

規制前ピストン 13001-1300・13001-1333
H1・H2・L1・L2 
バルブリセスの逃げはあるが、ヘッドはSTD

1254:11.2/53ps

規制後ピストン 13001-1369
規制後のフラット型ピストン。燃焼室形状に秘密もありそう。

1228:12.1/59ps(ハイカム)

規制前ピストン 13001-1300・13001-1333
俗にいうRのヘッド。ハイカムにも対応したピストンと組み合わせる。

1282:12.1/53ps(ハイカム)

規制後レーサー 13001-1333
ピストンはハイカムに対応しているし圧縮も12.1なので高圧縮。もはや違いが判らん。

みたいな感じになります。
ピストンの違いまでは分かってきましたが、初期型のピストンと、規制前のピストンの違い。
そして、ヘッドの違いが規制前・規制後・レーサーでも規制前規制後があるみたいです。
それが燃焼室形状なのか、カムシャフト周りなのかは次回に回します。

こんな感じでパーツリストを眺めてみると、意外な発見があったりするものです。
昔にCBR250RRをいじっていた時も、いろんなパーツリストと睨めっこして流用をよく考えていました。

純正流用はやっぱりこうやって組み合わせを考えられるのが楽しいですね(笑)